娘たちが結婚するときに連中に恩着せがましく読ませる日記

2023組5年生春スタート日能研女子父の備忘録(姉2021終了)

卒業式と入塾準備

長女の卒業式があった。

国歌斉唱も校歌斉唱もピアノ独奏のみ。在校生もなし。

恒例の大声でやる出し物もなく、なんとも寂しいものだった。

二月の終わりに修学旅行代わりにデズニーランドへ社会科見学にいくはずだったが、それも緊急事態宣言で飛んでしまったこの子たち。卒業アルバムのネタがまったくないらしく、卒業式だってのにカメラマンさんがバシバシ写真撮っていた。アルバムは卒業式の風景も収録され後日郵送らしい。

 

合間に児童作成の動画が流されてそれぞれ将来の夢とか語りだすんだけど、公立進学組がサッカー選手とか野球選手とか楽しい夢を語る一方で、中受組は「信頼される人になりたい」とか「幸せに生きたい」とか味気ないものが多かった。

理想と現実の間でもがき続けた数年間が彼らに無邪気な夢を描くことを忌避させているのだろうか。

と思ったら、天才少女・女トウタクは「難病を救う医者」とか言ってたし、うちの長女は「世界のために活躍する」などと救世主路線続行をPRしていた。ゆるふわなN組らしい展開に若干救われた。

 

さて、四月の春期講習から通う次女。

本科のテキストはすでに配られているので、2~3月分を独習するようスタッフさんから勧められている。

これまでは長女がやり残した四年生の計算と漢字を少しやってきたが、いよいよ本格的な学習がスタートする。

 

最初は素因数分解

 いきなり躓く。

勉強を教えていた妻と長女がサジを投げ、わたくしが登板することとなった。

 

俯瞰すると確かにめちゃくちゃ。

厳めしい漢語が並ぶと、「怖い!わかるわけない!!」と思考を放棄するように見えた。

だから概念をしっかり説明して落ち着かせないといけない。

数を掛け算で表すことだと理解するとアッという間にできるようになった。

(つうか、テキストにもそう書いてあったはずなんですがね)

あたり前である。単なる整数の割り算掛け算の言い方を変えただけなんだから。

「怖がる必要はない。受験算数なんて御三家とか目指さなければ意外に簡単なんだよ」といっておいた。

 あと、このおさな子いまだに頭の中で答えを計算してから式を書こうとするので、「答えに意味はない、どう考えるかが算数」と念押ししといた。

 たまたま長女の卒業式で家にいたから良かったが、早くも先が思いやられた。

 

ただ、算数バカ枠だったはずの長女が偉そうに「お父さん、私とお母さんじゃ妹がなんでわからないのか分かんないからお父さんが妹を教えてよ。お父さんならなんでわからないかわかるでしょ。算数苦手だから」とかいって、頭いいチーム入りをPRしていたのが素でむかついた。

 

そんな午後。

郵便受けを開けると、長女の行く学校から「入学式の出席は保護者1名」とか書いてある手紙がとどいていた。

有給とっちゃったんですが・・・。

まだまだコロナの影響は続いていくのですね。

(終わり)