娘たちが結婚するときに連中に恩着せがましく読ませる日記

2023組5年生春スタート日能研女子父の備忘録(姉2021終了)

相談と面談

職場の先輩女性のお子さんがうちと同じで今年受験なんだけど、成績があがらないということで相談をうけた。

はやりのゆるふわ受験ってのにとびついたクチで、とにかく気合がはいっていない。塾行かせるだけで家庭学習ゼロ。

「そんなんじゃ悲惨なことになりますよ。死ぬ気で勉強させてください」とやんわりご指摘させていただきましたが、その人も毎日遅くまで働いていて、勉強みることだってできやしないし、そりゃ無理なご相談だとも思った。「旦那さん高給取りだし、あり金突っ込んでシッター代わりに個別でもいかせりゃどうですか」といっておいた。

 

そんな相談をうけつつ我が家もまったくたいしたことがない。

まったく死ぬ気で勉強してないし、まったく死ぬ気で勉強させてない。

 

だって結局なるようにしかならないじゃないですか。

うちの嫁さんは佐藤ママじゃないし、うちの子どもは佐藤ママの子供でもない。

もしかしたら、こうしたら、ああすれば、みたいなのは、たとえば長女のときをふりかえってもいろいろあるけど、それもみんなそれぞれの家の事情次第。

なかなか普遍化できるようなものはない。

 

F1マシンじゃないんだからパーツ入れ替えたら性能あがるわけでもないし、アクアリウムじゃないんだから新しいろ過装置導入したら頭の中身がすっきりクリアになるわけでもない。

 

子供に期待しすぎてもしかたないし、端からあきらめても仕方ない。

親としての自分を責めすぎてもいけないし、適当すぎてもいけない。

 

過ぎたるは及ばざるがごとし。

できることといったらせめて道を外さぬようにすることと、やりたいと思ったことを親の事情であきらめざるを得ないようことがなるべくないようにすることぐらい。

まあそんなもんですよ。

欲張ってもしかたない。

 

子供の通う小学校の元校長先生の夢が「教え子から宇宙飛行士をだすこと」だった。

それって100%子供の出来不出来に依存していて、そこに教育者の介在する要素がゼロ。「なんてやつだ。舐めてるのか」とまだ子供が小さかったころの私は憤慨した。

 

でも、それを教師と児童から、親と子、あるいは、塾と生徒におきかえてみると、あながち間違っちゃいないことに気づく。

 

そういやあの校長先生、異様に出世していまじゃ〇教育委員会の大幹部様だ。

割り切りが大事なのかもね。

強欲は冥府魔道の入り口。なんつって。

 

とかいいながら、こないだの塾の面談でスタッフさんと二人してキャッキャキャッキャと盛り上がって次女の第一志望校を勝手に高めに変更しようとした私はすっかり修羅餓鬼畜生の類なのでしょう。家に帰って即座に却下されました。

初志貫徹が大事だそうです。

 

おわり