疲れて仕事から帰ってくる。
高校生クイズをみていた生物がいた。
小学生の女。
受験生らしい。
はやく過去問やれよばかたれとか思ったが、やる気なくされても困るし本当に困るのはこの生物自身なので一緒に眺めることにした。
知ってる学校がちらほら。
栄東とかわたしの母校日比谷(ウソ)とか。
なかなか面白い。
なんか渋谷幕張が妙に頭いい感じ。
最初の怒りはどこへやら。
すっかり渋幕の知能の高さに感じいったわたしは思わずこう口走った。
「渋幕受けようよ頭よさそうだから」
自分が頭よさそうではないと自覚しているのか。
この生き物とその母から速攻で却下された。
(おわり)