塾友シリーズその2
娘が一番仲の良い女の子はコンサルさまの娘さんだとか。
董卓ばりに暴虐なスーパー天才ガール(以下、女董卓)に対抗すべく、うちの娘と固い同盟で結ばれている。
うちの娘は感受性が強すぎて女董卓の暴言に思わず泣いてしまうこともあるようだが、そんなとき猛然と反撃するのがこの子の真骨頂だ。
こないだもそれぞれの受験プランを披露しあったとき、女董卓はうちの娘にたいして「全部チャレンジ校じゃん」とかいいやがったという。
うちの娘がウッってなったときさっそうと現れて、
「○○さん、あなたは人の気持ちが分からないかも知れないけどその言い方、普通は失礼になるんだからやめなよ!きいいててみんなが不愉快になる」
とピシャリとたしなめたそうだ。
別の日も女董卓と算数系極真空手男子が殴りあいの喧嘩を始めたさいも、その細腕に教科書を丸めて武器とし、割ってはいって仲裁したという。
そんな話をきいて、かつて戦略系コンサルとかいう人種をブログでおちょくった自らの行いを恥じた父である。なんてすばらしい人格を備えた娘さんを育ててらっしゃるんだと。
ちなみに受験プランは
1日 洗足 午後 青陵(or広尾)
2日 豊島
3日 豊島
4日 豊島
5日 洗足
聞いたときはその清々しさにおもわず笑ってしまった。
進学実績をすべての尺度とし、子供のメンタルとかまったく考えずに確率論で攻めるその迷いのなさがうらやましい。
持ち前の人徳にこの戦略性。
この試練に勝ち抜いたとき、この女の子は女董卓の覇道に立ちふさがる王者に化けることであろう。
追伸 娘の通う教室がまるで学級崩壊してるみたいに感じられるかもしれないが、預けがいのあるいい教室ですので勘違いしないように!!
(終わり)