初戦までもう1週間ないです。
「せっかく赤本買ったのに一回しかやってないのはもったいない。あと数日全部この赤本をとくことに使いたい」とか妻がいうんです。その時間あったら志望順位高い学校の過去問にあてたほうが時間がもったいなくないと思うんですが、どうも伝わらない。12月ごろ、「やる時間ないからいらない」と妻にいわれたのに初戦の学校の赤本注文したのは私なので「そんなムダなことさせるな」ともいえません。
つらいです。
あれは高校時代。
「ツライときは頑張ってきた過去を思い出せ。力になる」
って大会当日、剣道部の顧問の先生に言われました。
相手は強豪校。
すべすべ赤ちゃんみたいな足の裏をしていた私にはさして頑張ってきた過去がありませんでしたので、案の定コテンパンにされました。
足の裏がツメみたいになっていた同期は入賞しましたのでおそらく頑張ってきた人には効果がある言葉なのだと思います。
というわけで、直前親稼業が辛くなってきたので、頑張ってきた長女の過去を振り返って力にしたいと思います。
二年半の日能研通いで思ったこと。
第1回
「用意されたメニューを全部やる必要はない」
我が家は四年後期から参戦したため、最初のキャッチアップに苦労した。
この二年半で一番真剣に勉強していたのは四年生の秋ではないかと思う。
まだ不慣れだから、本科の復習、栄冠、テストの振り返りとやることがどっさりあった。計算と漢字はやらなかったようだが、だいたい11時ぐらいまで毎日かかっていた。一週間にやることを表にして張っていたのもこのころだ。
初期ブーストということもあり成績はどんどん伸びていった。たぶん摂取と消化のバランスがよかったんだと思う。
5年になって、オプション選択で頭を悩ませた。
国語の筆記と算数演習の2つのオプション講座は受けなかった。
五年生の難関校研究講座に参加したのは失敗だった。バスを乗り継いで片道1時間の開催校までは遠く、自家用車でも30分かかった。しかも半日潰れるため、平日に復習しきれなかった部分がどんどん積み残しとして膨れ上がった。
偏差値は伸び悩んだ。
妻は勉強不足が伸び悩みの原因だとして発破をかけようとしていたが、私にはオーバーワークが原因と感じられた。
ただ受けないという選択は結構勇気がいる。
後期は思い切って難関校研究講座をパスした。教室のスタッフさんもなにもいわなかったけど、これで置いてかれたらどうしようという恐怖があった。
かわりにクラスの大半が受講していたという算数演習講座を追加してお茶を濁した。
秋になって成績が伸び始めた。6年初頭までの快進撃はやはり難関校研究講座をパスしたことによる時間的余裕が大きかったと思う。
6年前期ではマスター選抜日特には入れず、マスター日特だった。ただ、成績はウナギのぼりだったので途中で変更されるかもしれませんとスタッフに励まされた。
コロナが始まり、6年途中から成績は急落した。
さぼりやZOOM受講の非効率さが主因ではあるが、もしかしたらコマ数増えて日特も加わってというオーバーワークもあるのかもしれないと今にして思う。
受験勉強において消化不良というのは非常におそろしいことである。
お子さんの状態をみて消化できる範囲がどこなのか調整するといいと思う。
以上第1回終わり。2回目以降は随時掲載予定。
(終わり)