ふらふら生きてるうちに、いろんな人を見る機会に恵まれたが社会的生物としての人間のサガを感じさせることは多かった。
キャリア官僚にも落ちこぼれはいたし、山奥の村役場や離島の漁協にもエリートはいた。
不思議なもんで、その集団での評価が定まると人間はその評価にみあったような動きかたをはじめる。いわゆるアリは3分の1しか働かない小噺通りの展開。
自己評価の尺度を他人にゆだねることの危険性がここにある。
2021年組の子供達もまもなく次のステージにすすむ。
傷ついたもの、浮かれてるもの、疲れたもの、遊んでいるもの。
子も親も人それぞれだと思うが、せめて私の視界にはいったお子さんたちは、自分の値段を自分でつけて、どんな境遇でも誇り高くがんばってもらいたいな。
(おわり)