某女性ユニットの大ファンである長女
なんか上手いこと母親を説得したらしく中1の分際でファンクラブに入ってた。
さらになんか上手いこと母親を説得したらしく、近くの映画館でも上映されるライブ配信のチケットあたったということで一人で見に行くことになった。
条件は７月中に夏休みの宿題全部終わらすこと。
LINEのクラスグループに夢中の長女は案の定締め切りまでに何もやらなかった。
妻の怒声とともに観賞中止とおばあちゃんの家への追放という命令が下ったが、
ファンクラブに入るのすら批判的だったはずの私のとりなしにより、①入金締切日の8月３日までに終わらせなければホントにキャンセル②宿題終了までLINE禁止。iPadが必要な宿題は母親がいるときのみ③宿題後も夏休み中はLINEは朝と晩の連絡確認のみ④終わんなかったらiPadは破砕ーー。という講和条約が締結された。
「無理」とか舐めたこと言ったので、寝なきゃいいじゃん。納期に間に合わせるために２日くらい徹夜するのは社会人ならよくあることだと突き放した。
中学受験でも最後まで怠けていた長女だが、ろくな助け船をださなかった父への怒りもあるものの、よほど女性ユニットのライブ配信がみたかったらしく、1日２日と15時間くらい机に向かい、予定を大幅に繰り上げて本日未明までに全てを終わらせた。
やればできるらしい。
仕官したものの閑職だったため１ヶ月さぼったあげく怒られたら１日で全部仕上げた蜀の副軍師・龐統の故事を思い出したがこれは親バカというものであろう。
こんなことなら小学生のうちからファンクラブいれておけばよかったわ。そしたら桜蔭受かったかも。でもご褒美育児ってよくないよね。
ところで約束を守らせるという観点から介入した今回の案件だが、なんで母親って七月中に夏休みの宿題おわらせたがるんだろう。わたしなんて8月31日は毎年徹夜で、まじめな弟がわたしの分までかわりに工作してたのに。
終わり
